捨てられないTシャツ

  • 2017.08.22 Tuesday
  • 20:18

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

8月20・21日と連休をいただきました。

息子が車とお金を出してくれて、山口県の温泉に行ってきました。

息子よ、ありがとね。

 

旅のお供の本がこれ。

 

 

 

「捨てられないTシャツ」都築響一 著  筑摩書房
タイトルそのもの、捨てられないTシャツ70枚と持ち主70人のエピソードをおさめた本。

持ち主の情報は、出身地と年齢そして簡単な職業のみ。

著名な方も持ち主の中にいてにやにやしたり、とんでもなく惨いエピソードには怒りに震えたりしながら読みました。お若い方には若干刺激が強い本かもしれません。

それでもこの本が人を引き付けるのは(断捨離だろうがミニマリストだろうがていねいな暮らしだろうが)「捨てられないTシャツが人にはある」ということ。これに尽きるんじゃないかと思います。

 

自分にとってのそれはなんだろうか、と読みながら思っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

私は20代の頃からずっと音楽が好きで全盛期にはほぼ毎週のようにライブに通っていたし、ライブハウスには今も行っています。

持っているTシャツの半分がバンT(バンドTシャツ)で、おそらくタンスの引き出し一杯分はあります。

一枚一枚に思い出がありますが、くたくたになったら処分しています。

どうしても捨てられないというのは2枚くらいかな。

 

そのうちの一枚。

余りに傷んでいて写真は載せられないのですが、80年代に大ブレイクした某ロックバンドのT。

大学4年の冬に突然のバンド解散が決まり、卒論を抱える身でありながら解散コンサートを見にクリスマスの東京へ行きました。

あの時、普段からとても厳しい母親がどうしてだか旅費を出してくれました。その頃、父は胃潰瘍で入院していて家は改築中というサバイバル生活だったので、一時的にでも手のかかる娘が減る方が良かったのかもしれません。その母も父も既になく、聞くことは出来ないのですが今考えると不思議です。

 

真冬の東京は本当に寒くて、雪も降っていたけれど、友人が駅まで迎えに来てくれて、そのまま彼女の友人宅にお世話になりました。

ささやかなクリスマスプレゼントを交換し、みんなでケーキを食べました。ライブのチケットは友人が手配してくれていて、当時の「新宿コマ劇場」で解散コンサートを見ました。演歌歌手専門のホールでなんでロックバンドの解散コンサートなんだろうと思いましたが、突然の解散でそこしか押さえられなかったのでしょう。セトリとか演出がどうだったか、今はもう覚えていませんがその時のTシャツはその後結婚しても引っ越ししてもずっと持っています。他人に迷惑をかけるのは相変わらずだけど、ただ若くてバカで怖いもの知らずだった時代の証として。

その時お世話になった友人の友人たちとは結婚するまでお付き合いがありましたが、今も元気にしてるでしょうか。

友人とは今でも仲良しで、仕事を紹介してもらったり、遊びに行ったり。最近会ってないけどお互い長生きしようね。

 

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